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2022年 1月 17日 ☆☆☆【理系基礎】大学入学共通テスト 解答速報☆☆☆

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【物理基礎】

◆全体外観

大問3題構成で昨年からの変化なし。設問数とマーク数はともに減少した。第3問において、対話文形式の総合問題が出題された。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 -3 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 -2 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

大問3題の構成で出題された。全体としては文字式を答える問題、数値計算をさせる問題、物理量の大小関係を問う問題等、様々な形式の問題が出題された。形式としては、組合せ選択肢の問題が多かった。また、第3問において、複数の単元からの総合問題が対話文形式で出題された。
第1問は小問集合であり、力、波動からのみの出題で、その他の単元からの出題はなかった。問題は運動状態や現象の把握に関する出題が多く見られた。
第2問はA、Bからなる構成であり、電気回路全般についての知識を問う問題であった。Aは定性的な理解を問う物理量の大小関係を選択する問題であり、Bは定量的な理解を問う数値計算を含む問題であった。
第3問は異なる材質で作られたスプーンを比較し、さまざまな物理的性質の違いを考察する問題であった。昨年と同様にA、Bの分割はなかったが、今回は対話文形式であり、かつ複数の単元からの総合問題としての出題であった。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 小問集合 4 4 16
第2問 電気 4 5 16
第3問 熱、力学、電気 3 8 18
2021 第1日程 第1問 小問集合 4 6 16
第2問 波動、電気 5 6 18
第3問 力学 5 7 16
2021 第2日程 第1問 小問集合 4 4 16
第2問 波動、電気 5 7 19
第3問 力学 4 4 15
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 小問集合 5 5 20
第2問 波動、電気 4 4 15
第3問 力学 4 4 15
2019 第1問 小問集合 5 5 20
第2問 波動、電気 4 4 15
第3問 力学 4 5 15
2018 第1問 小問集合 5 5 20
第2問 波動、電気 4 4 15
第3問 力学 4 4 15

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
37.55 33.29 30.6 31.3 29.7 34.4 31.5

◆設問別分析

【第1問】小問集合
第1問は、昨年と同様に物理基礎のさまざまなテーマを扱った小問集合であった。今年は、数値計算、グラフの読み取り、グラフ選択など様々な形式で出題された。
問1は、相対運動の問題である。進行方向が異なるため、電車Aと電車Bの速さを足し合わせれば良い。時間に関しては進んだ距離が2台の電車の長さの和ではなく、電車Bの長さだけ進めば良いことを読み取れたかがポイント。
問2は、運動方程式の問題である。重力よりも大きな力を加えた場合、一定の加速度が生じ、力の向きに速さが増加することを考えれば良い。落ち着いて速度と時間の関係のグラフを描くとわかりやすい。
問3は、力学的エネルギーに関する問題である。位置エネルギーが高さに比例すること、力学的エネルギー保存則が成立することから、運動エネルギーと位置エネルギーの和が一定になることを考慮すれば良い。
問4は、縦波に関する問題である。エについては、縦波を横波のような変位と位置のグラフに変換し考察すれば良い。

【第2問】電気
Aは、直列つなぎと並列つなぎの発熱量の違いについて考察する問題であった。
問1は、直列つなぎでは同じ電流が流れるので、発熱量の大きな電熱線Aの抵抗値が大きい。また、電流が等しいので抵抗値が大きいほど電圧も大きくなることに注意が必要。
問2は、並列つなぎでは同じ電圧がかかるので、発熱量の小さな電熱線Dの抵抗値が大きい。また、電圧が等しいので抵抗値が小さいほど電流は大きくなる。
Bは、消費電力を計算する問題であった。
問3は、直列つなぎ、並列つなぎに関係なく、合計の電力は全ての和で表せる。
問4は、電力量を計算する問題。桁数が表記されているため、時間に関して読み飛ばしていても気づける問であった。

【第3問】力学、熱力学、電気
異なる材質で作られたスプーンを比較し,さまざまな物理的性質の違いを考察する問題であった。昨年と同様にA、Bの分割はなかったが、今回は対話文形式であり、かつ複数の単元からの総合問題としての出題であった。
問1は、熱力学からの出題。熱量に対しての理解がしっかりと定着していれば計算をしなくても解答出来る問題であった。
問2は、力学からの出題。重力と浮力による基本的な知識を問うだけの基本問題であった。
問3は、電磁気からの出題。グラフから値を読み取り、オームの法則に当てはめる問題と抵抗の基本公式を変形し、抵抗率を求めるという基本問題であった。

◆解答

 

【化学基礎】

◆全体外観

大問数は2題、設問数は13、マーク数は15。昨年度と同様、第1問は「化学基礎」の全範囲から小問集合の形式で幅広く出題されており、第2問はリード文を読み、グラフや表から必要な情報を読み取って解答を導く必要がある思考型の問題であった。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加 +3
マーク数
減少 -2 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

大問数は2題で、昨年と変化はなかった。設問数は13で、昨年よりも3つ増加した一方、マーク数は15で、昨年よりも2つ減少した。解答に計算が必要な問題は6題であり、昨年と同様であった。第1問は昨年の第1問、および従来のセンター試験と同様の難易度の小問集合形式であった。第2問は「蒸留」をテーマにした思考型の問題が出題された。リード文をよく読み、グラフや表を基に解答を導く必要があり、蒸留の仕組みをきちんと理解していないと難しい問題であった。
 

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 化学結合、原子の構造、貴ガス、同位体、酸と塩基、物質量、酸化還元、イオン化傾向 10 10 30
第2問 テーマ問題「エタノールの性質と蒸留」、状態変化、蒸留、実験操作、質量パーセント濃度 3 5 20
2021 第1日程 第1問 物質の分類、物質量、原子の構造、化学結合、イオン化傾向、酸化還元、燃料電池 8 12 30
第2問 テーマ問題「陽イオン変換樹脂」、塩、水素イオン濃度、中和滴定、実験操作 2 5 20
2021 第2日程 第1問 電子配置、混合物の分離、化学結合、熱運動、酸・塩基、酸化還元、金属、物質量 9 11 30
第2問 テーマ問題「イオン結晶の性質」、イオン半径、溶解度、実験操作、化学反応式の量的関係 2 7 20
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 電子配置、周期表、分子の極性、物質の状態、実験操作、物質量、化学と人間生活 7 8 25
第2問 同位体、水溶液の濃度、中和滴定、pH、化学電池、イオン化傾向 6 7 25
2019 第1問 原子の構造、混合物の分離、原子量・式量、気体の精製、元素・原子の性質、電子式、イオンからなる物質の利用 7 10 25
第2問 物質量、化学反応式の量的関係、塩の液性、中和滴定、実験操作、酸化還元反応 6 6 25
2018 第1問 イオン、化学結合、電子配置、式量、成分元素の検出、物質の三態、化学と人間生活 7 9 25
第2問 物質量、溶液の濃度、水素イオン濃度、中和滴定、酸化還元反応、電池 7 7 25

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
24.65 28.20 31.2 30.4 28.6 26.8 35.3

◆設問別分析

第1問
問1 オキソニウムイオンに関する正誤問題であった。イオンがもつ電子の総数、電子式、配位結合、イオンの形といった基本的な知識を問う設問であった。

問2 貴(希)ガスに関する正誤問題であった。貴(希)ガスに関する基本的な知識を基に解答できる。

問3 臭素の同位体に関する正誤問題であった。選択肢によって記述内容の難易度に差があるが、正解は無理なく選べた受験者が多かったのではないだろうか。

問4 洗剤に関する問題であった。「化学基礎」では洗剤を詳しく学習しないため、戸惑った受験者も多かったと思われる。

問5 ブレンステッド・ローリーの酸と塩基の定義に関する問題であった。水素イオンの移動が捉えられれば解答できる。

問6 酸の電離度および中和反応の量的関係に関する問題であった。質量パーセント濃度をもとに、各水溶液中の酸の物質量を求めて判断する必要がある。電離している酸の物質量の大小関係は、電離度が与えられているため難しくない。中和に必要なNaOH水溶液の体積を考えるときは、酸の電離度は無関係であることが分かるかがポイントであった。

問7 中和滴定に関する計算問題であった。硫酸は2価の酸であることに注意して計算する必要がある。

問8 下線で示された物質が酸化を防止する目的で用いられているものを選ぶ問題であった。普段から、身のまわりで用いられている物質が「どのような目的で使用されているのか」を意識できていないと、難しく感じた受験者も多かったと思われる。

問9 鉄の製造に関する計算問題であった。与えられた化学反応式をもとに、1000kgの鉄鉱石から得られる鉄の物質量を求めることができたかがポイントである。

問10 化学電池に関する問題であった。化学電池は盲点になっていた受験者も多かったのではないだろうか。式(2)をもとに、各電極で起こっている反応を、電子を含むイオン反応式で表すことができたかがポイントであった。

第2問
問1 エタノールに関する正誤問題であった。「化学基礎」の受験者にとって正解となる誤文を判断するのはやや難易度が高いが、残りの3つが正文であることは無理なく判断できたのではないだろうか。

問2 エタノール、水、エタノール水溶液に関する問題であった。図1のグラフにおいて、右上がりの直線の傾きの大小関係が何を表すのかを考える必要があり、思考力を要する問題であった。

問3 蒸留に関する問題であった。蒸留の仕組みが正しく理解できていないと、文章の内容が読み取れず難しく感じた受験者も多かったのではないだろうか。

aは、質量パーセント濃度の定義を正しく理解できていれば無理なく解答できる。

bは、蒸留液中のエタノールの質量パーセント濃度が50%であることから、残留液中のエタノールの質量パーセント濃度を求める必要がある。

cは、原液Aの蒸留液は、エタノールの質量パーセント濃度が50%であり、これをもう一度蒸留するということは原液Eを蒸留するのと同じであることに気づけたかがポイントであった。

◆解答

 

【生物基礎】

◆全体外観

昨年に引き続き、「思考力」を問う問題が多く出題!写真を用いた実験考察問題が出題された!

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 +1
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

大問数は3問、設問数は16問と、初めての実施であった2021年度の共通テストから変化はなかったが、マーク数は17個と昨年より1個増加している。出題形式は空所補充、用語の組合せ、正誤判断が主体ではあるが、図や資料・実験結果を解析する力や仮説を検証する力といった、いわゆる「思考力」を問う問題が、昨年に引き続いて多く出題された。また、昨年度の第1日程では出題されなかった会話文形式の問題が出題された。昨年度と同様、知識を直接的に問う問題の数は非常に少ない。「写真を用いた実験考察問題」など、真新しい問題も出題されている。他に、計算問題も昨年に引き続いて出題された。なお、昨年度の特筆点として、「合理的な推論」を選ぶ問題や分野を跨ぐ問題が出題されたことがあげられるが、今年は出題されなかった。
 例年同様、特定の分野に偏ることなく、幅広い内容が出題されている。出題内容は、第1問が『生物と遺伝子』から生物の特徴・代謝・遺伝情報とDNA、第2問が『生物の体内環境の維持』から体液と物質の輸送・免疫、第3問が『生物の多様性と生態系』からバイオーム・植生と遷移・生態系の成り立ち・生態系内の物質循環・人間活動による生態系への影響である。今年度が2回目の共通テストであるが、昨年度に引き続いて思考力を問う問題が多く出題されており、出題形式がある程度固まってきたと言える。模試などを活用し、共通テスト型の出題形式に慣れていたかどうかで、得点に差がついたであろう。昨年よりも実験考察問題の分量が多く、処理に時間がかかり、昨年度よりやや難化すると予想される。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 6 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 6 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 5 15
2021 第1日程 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 6 18
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 5 16
2021 第2日程 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 6 18
第2問 生物の体内環境の維持 5 6 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 6 16
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 10 18
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 8 16
2019 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 7 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 6 15
第3問 生物の多様性と生態系 5 5 16
2018 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 7 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 15
第3問 生物多様性と生態系 5 5 16
2017 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 7 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 15
第3問 生物多様性と生態系 4 5 16

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
29.17 32.10 31.0 35.6 39.5 27.6 26.7

 

◆設問別分析

【第1問】生物と遺伝子(生物の特徴・代謝・遺伝情報とDNA)
設問数は6問、マーク数は6個でいずれも昨年と変化なし。Aでは、生物の特徴・代謝に関する知識を問う問題のほか、それらの知識をもとにした考察問題が出題された。問1は酵素に関する知識問題であり、きちんとした基礎知識がないと、解答に時間を要する。問2は生物の特徴に関する知識問題であり、平易。問3は生物の特徴・代謝に関する基礎知識をもとにした標準レベルの考察問題であるが、慌てて誤った解答をした受験生もいるだろう。Bでは、DNAの抽出実験をもとに、総合的な考察力を問う問題が出題された。特に問4の「写真を用いた実験考察問題」は、真新しい問題である。会話文をもとに、会話の流れに即した内容を選択する必要があり、解答に時間を要する。問5はDNA濃度と黄色光の強さが比例関係であることを、問題文および図から即座に読み取る必要がある。また、「4mL」のDNA溶液に含まれているDNA量が求められていることを見落とした受験生が多いと思われる。問6は文章を丁寧に読めば十分に解答できる。

【第2問】生物の体内環境の維持(体液と物質の輸送・免疫)
設問数は5問と昨年と変わらないが、マーク数は6個で昨年より1個増加した。Aでは、体液と物質輸送に関する基礎知識をもとにした考察問題の他、酸素解離曲線に関する計算問題が出題された。問1は体液と物質の輸送に関する基礎知識をもとにした考察問題であり、解答に時間がかかる。問2は酸素解離曲線を利用した考察問題と計算問題であるが、問題自体は典型問題であり、同様の問題を数多く解いてきた受験生は、正答できたであろう。Bでは、免疫に関する基礎知識をもとにした実験考察問題が出題された。問3は免疫に関わるそれぞれの白血球の働きをきちんと覚えていれば解答できる。問4は拒絶反応に関する考察問題であるが、平易。問5は予防接種と血清療法の原理をきちんと理解している必要がある。標準レベルの問題であるが、慌てて誤った解答をした受験生もいるだろう。

【第3問】生物の多様性と生態系(バイオーム・植生と遷移・生態系の成り立ち・生態系内の物質循環・人間活動による生態系への影響)
設問数は5問、マーク数は5個でいずれも昨年と変化なし。Aでは、バイオーム・植生に関する基礎知識をもとにした考察問題のほか、生態系の成り立ちに関する知識問題が出題された。問1はバイオームに関する知識問題であり、平易。問2は光環境と光合成に関する基礎知識をもとにした考察問題であり、解答に時間を要する。問3は生態系の成り立ちに関する基礎知識をもとにした考察問題であるが、落ち着いて文章を読み、3種の生物の関係をきちんと読み取ることができれば問題なく解答できる。Bでは、生態系内の物質循環・人間活動による生態系への影響に関する基礎知識をもとにした考察問題が出題された。問4は生態系内の物質(窒素)循環に関する基礎知識をもとにした考察問題であるが、知識を正確に覚えていれば難なく解答できる。問5は人間活動による生態系への影響に関する基礎知識をもとにした考察問題であるが、きちんとした知識がないと解答に時間を要する。

◆解答

 

【地学基礎】

◆全体外観

大問数が1増加。設問数・マーク数に変更はなかった。自然環境と災害に関する問題が出題された。

大問数
減少 | 変化なし | 増加 +1
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

第1問のAでは、固体地球と断層に関する問題。平易な知識問題である。Bは地層と地史の問題。地層はじっくり考察する必要がある。地史は植物名を知らないと解けない。Cは鉱物・岩石の性質を問う知識問題。
第2問のAは、天気図・高気圧・風向を総合的に問う問題。Bは津波の伝播をグラフから読み取る問題。
第3問のAは、太陽の性質と黒点を問う問題。問2は2015年本試験の類題である。Bは太陽系天体の比較問題。平易である。
第4問は地震や噴火、環境に関する総合問題。考察問題である。
 

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 地球 6 6 20
第2問 大気と海洋 3 3 10
第3問 宇宙 3 3 10
第4問 自然環境と災害 3 3 10
2021 第1日程 第1問 地球 7 7 24
第2問 大気と海洋 4 4 13
第3問 宇宙 4 4 13
2021 第2日程 第1問 地球 8 8 27
第2問 大気と海洋 4 4 13
第3問 宇宙 3 3 10
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 地球 6 6 20
第2問 大気と海洋 3 3 10
第3問 宇宙 3 3 10
第4問 自然災害 3 3 10
2019 第1問 地球 9 9 30
第2問 天気図 3 3 10
第3問 恒星の誕生と宇宙の進化 3 3 10
2018 第1問 地球 8 8 27
第2問 自然現象 4 4 13
第3問 宇宙の起源 3 3 10

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
33.52 27.03 29.6 34.1 32.5 33.9 27.0

 

◆設問別分析

第1問 固体地球

問2 逆断層の成因と性質を問う問題。断層の定義がわかった上で図をしっかり見ると解ける。
問2 地球表面の構成を2通りの側面から分類する問題。


問3 層序を問う問題。本文・図・選択肢をしっかり読んで層序を組み立てる必要がある。慌てて解くと難しい。  
問4 古生代から新生代にかけて、植物がシダ植物から裸子植物、そして被子植物へと進化したことを問うている。

C 
問5 問2とセットになる問題。地球深部へ向かうほど密度が大きくなることと、有色鉱物の方が無色鉱物よりも一般的に高密度であることが分かっている必要がある。
問6 深成岩と火山岩の性質、火成岩と鉱物の関係を問う知識問題である。

第2問 大気と海洋

問1 海上の高気圧の性質を問う基本問題である。
問2 中学理科の範囲である。風向が「風が吹いていく」方向ではなく「風が吹いてくる」方向であると分かっていないと解けない。


問3 専門地学では計算式を習う問題である。津波の伝播速度を水深に気をつけてグラフから読み取る。

第3問 宇宙

問1 宇宙の誕生と物質を問う問題である。
問2 太陽の大きさと自転を問うている。図から計算しても解けるが、知識で解いてもよい。

問3 太陽系の諸天体の性質を問う知識問題である。

第4問 自然環境と災害
問1 地震と火山噴火の様子を問う問題である。
問2 ハザードマップ自体が何を意味しているのかを考察させる問題である。
問3 気象災害・環境問題についての総合問題である。

◆解答