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2022年 1月 19日 私立入試へのアドバイス②

こんにちは、松山です!

大学入学共通テストお疲れさまでした。低学年のみんなも同日受験お疲れ様でした。

 

模試の復習はもう終わりましたか?

せっかく模試を受けたので、復習をきちんとしてこれからの勉強計画や苦手克服に役立てていきましょう!

 

 

 

今回も、ここから1月後半から2月いっぱいまでは私立の入学試験が続きます!というわけで「私立入試へのアドバイス」をお伝えします!

 

 

私は現役時代、「共立女子大学」、「東洋大学」、「武蔵大学」、「法政大学」、「立教大学」を受験しました。

1,2月合わせて8回受験しに行きました!

 

 

私が私大受験を経験して学んだことを3つ伝えたいと思います!

 

①持ち物の確認を早めにしておこう!

当日の朝になってから準備をすると、出発がぎりぎりになったり、確認する時間が無くて大事な持ち物(受験票や時計)をうっかり忘れてしまったりトラブルが起こりやすいです!

また、緊張していると何をしでかすか分からないので事前の準備をおすすめします!

 

私は鉛筆を忘れて一回家に帰った経験があります…

事前に防げる変なミスで焦らないように気を付けて欲しいです。

 

 

②当日は早めに家を出よう!

この時期は雪が降ったりして電車が遅延する可能性があったり、慣れないところに行くのに時間がかかったりするので余裕をもって家を出るとスムーズです!

また、1番乗りで入試の教室に入ると、その教室の主(?)みたいになるので少し緊張が和らぐ気がします笑

 

 

③自信を持って強気で行こう!

これは私のやり方なのですが、当日になったらもう受験するのみなので、自信がなくても不安でも無理やりポジティブな考え方をして乗り切りました!

 

受験会場に行くと、みんな天才に見えてしまって緊張したりすることもあると思います。でも、みんなと同じように勉強を頑張ってきて、同じように緊張している受験生なので、会場のみんな私の仲間だ!と思って挑みました。

 

皆さんにも自分なりの緊張と向き合う作戦を確立して、本番できちんと力を発揮して欲しいと思います!

 

 

 

 

担任助手一同、応援しています!

 

 

明日のブロガーは、、、

 

 

 

2022年 1月 18日 私立入試へのアドバイス①

こんにちは、早稲田大学の新村です。

受験生のみなさん大学入学共通テストお疲れさまでした。

ここから一月後半から二月いっぱいまでは私立の入学試験が続きます!というわけで今週から「私立入試のアドバイス」をお伝えします!

 

私は現役時代、「成城大学」・「明治大学」・「法政大学」・「学習院大学」・「早稲田大学」×3学部の合計7回の受験の末に早稲田大学に合格しました。

そんな受験生生活で一番大事だと思ったのが「入試関連書類の早期確認とバックアップの用意」です!

皆さんは受験票は入試要項などの重要書類をしっかりと印刷まで済ませていますか?

受験票には「入試実施場所」「入構時間」「必要な持ち物」など大事なことがたくさん書かれています!前日に印刷して「知らなかった・・・」ということが無いように一週間前ほどから準備を徹底して心配な事項が無いようにしましょうね!

 

明日のブロガーは、、、

 

 

2022年 1月 17日 ☆☆☆【理系科目】大学入学共通テスト 解答速報☆☆☆

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【物理】

◆全体外観

大問4題構成で昨年から変化なし。設問数とマーク数はともに減少した。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 -1 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 -3 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較
※昨年は得点調整が行われたため、得点調整前の難易との比較

昨年の共通テストと同じく大問数4題の出題。第1問は小問集合であり、力学、電磁気学、波動、熱力学の分野から出題された。第2問の出題分野は力学、第3問は電磁気学、第4問は原子であり、第1問から第4問のすべての問題が必答問題である。また、物理の全範囲から広く出題されている。
概ね出題傾向としてはセンター試験に近く、昨年の第一回共通テストよりも新たな傾向を含む設問は減少している。しかし、第2問の前半では「物理的に誤った仮定」を実験的に反証することをテーマとしたあまり類を見ない出題が見られた。

第1問の小問集合では、水面波の干渉、凸レンズによるスクリーン上での実像、剛体のつり合い、断熱変化を含む熱サイクル、電流による磁場と磁場が電流に及ぼす力、といった入試物理においては比較的典型的な問題が出題された。
第2問の力学は、運動量と力積に関する現象に焦点を当てた大問であった。運動量変化と力積の関係についての実験におけるデータとグラフへの理解、運動量保存則と衝突に関する実験への理解が問われた。
第3問の電磁気学は、運動する磁石によってコイルに生じる誘導起電力、並びにこれに伴う誘導電流に関する出題であった。磁石を載せた台車の運動を変えたり、コイルの巻きの向きが変わったり、巻き数が変わったりする場合にコイルに生じる誘導起電力がどのように変化するかを考察する典型的な問題である。
第4問の原子物理は、ボーアによる水素原子模型からの出題であった。向心加速度の導出に関する設問、静電気力と万有引力の比較をする設問、エネルギー準位と放射スペクトルに関する設問から構成されており、知識よりも与えられたものを使って考察できるかどうかが問われている。

全体として煩雑な計算はなく、物理法則に従って基礎的に現象が捉えられるかどうかがポイントとなった。昨年の共通テストでは丁寧に問題を読めば解答できる設問が多かったが、今年は過去のセンター試験に類するように、判断ミスを抑えるための典型的な問題演習が功を奏するような出題であった。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 小問集合 5 6 25
第2問 力学 6 7 30
第3問 電磁気 5 8 25
第4問 原子物理 4 4 20
2021 第1日程 第1問 小問集合 5 5 25
第2問 電磁気 6 12 25
第3問 波動、原子物理 6 7 30
第4問 力学 4 4 20
2021 第2日程 第1問 小問集合 5 7 25
第2問 電磁気 5 6 25
第3問 波動 7 9 25
第4問 力学 5 5 25
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 小問集合 5 5 25
第2問 電磁気 4 4 20
第3問 波動 4 4 20
第4問 力学 4 4 20
1問 選択 第5問 熱力学 3 3 15
第6問 原子物理 3 3 15
2019 第1問 小問集合 5 5 25
第2問 電磁気 4 4 20
第3問 波動 4 6 20
第4問 力学 4 4 20
1問 選択 第5問 熱力学 3 3 15
第6問 原子物理 3 3 15
2018 第1問 小問集合 5 5 25
第2問 電磁気 4 4 20
第3問 波動 5 6 20
第4問 力学、熱力学 5 5 20
1問 選択 第5問 力学 3 3 15
第6問 原子物理 3 3 15

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
62.36 60.68 56.9 62.4 62.9 61.7 64.3

 

◆設問別分析

【第1問】小問集合
問1(波動) 波源の単振動が逆位相であることに注意して強め合いの条件を書けばよい。
問2(波動) 凸レンズでのスクリーン上での像が倒立実像であること、レンズを通るすべての光がスクリーン上に集まることを考えればよい。
問3(力学) 円板の重心は中心Oであることに留意して力のモーメントのつり合いを立てればよい。
問4(熱力学) 主に断熱膨張において外部に仕事をする分だけ内部エネルギーが減少することを判断できればよい。
問5(電磁気学) 電流が周囲の空間に形成する磁場とその磁場から別の電流が受ける力の向きと大きさを考える問題である。
いずれも過去のセンター試験などでも頻出であり、内容も基本的な問題である。

【第2問】力学
前半部分は「間違った仮定」を実験的に反証する珍しいテーマの問題である。よく問題を読まなければならない。
問1 文章で与えられた「間違った仮定」を正確に読み取りグラフに起こせばよい。グラフを判断する前に数式に起こして落ち着いて選択するとよいだろう。
問2 解答番号8ではフックの法則よりばねばかりの目盛りが引く力の大きさを示していることがわかっていればよい。解答番号9は選びにくいが、【実験2】の意図をふまえて、与えられた「間違った仮定」を検証するにあたって【実験1】では前提条件として何が最も相応しいのかを判断する必要がある。
問3 「間違った仮定」であることの根拠は【実験1】からの方が得やすいため、【実験2】では判断が難しい。逆に「図2から読み取れないもの」に注意して正確に判断する必要がある。
問4 運動量を縦軸とすることで、質量が異なっても与えた力が等しいことからグラフの傾きが等しくなることに気づけばよい。
後半は実験の目的について注目するというよりも、普段通りに現象を正確に想像すればよい。典型的な問題である。
問5 打ち上げ前後における「小球と台車を含む物体系」での運動量保存則であることに留意する。
問6 運動量保存則とエネルギー保存則の成立条件に関して正確な理解が必要な問題である。

【第3問】電磁気学
問1 グラフにおいて電圧が急激に変化している箇所が2つのコイルを通過した時刻であることがわかれば台車の速度が求められる。
問2 解答番号16は、誘導電流による磁場が変化を妨げるように力を及ぼすことに注意すればよい。解答番号17は、コイルを流れる電流が小さいほど働く力が小さくなることと、オシロスコープの内部抵抗が大きいほど電流が小さくなることを用いればよい。解答番号18は、運動方程式において加速度の大きさが小さくなる場合を考えればよい。いずれにせよ、法則を書いて式で考えた方がミスは避けられるだろう。
問3 2つのコイルを通過した時刻に変化がないことから台車の速さが変わっていないことに注意して、誘導起電力がコイルの磁束の時間変化に比例することから正しい選択肢を選ぶことができる。
問4 図5と図6を比較して、コイル1を通過したときの電圧変化だけが逆転していることから正しい選択肢を選ぶことができる。
問5 台車の速度変化に注意して、各コイル間をすべりおりるのにかかる時間と、コイルに生じる起電力の大きさがどのように変化するかを考えればよい。

【第4問】原子
問1 角速度の定義は知っておかなければならない。微小時間における速度変化が、(向心加速度)×(微小時間)で求められることに気づけば幾何的な考察を省略することができる。
問2 万有引力と静電気力の大きさの比を考察する問題である。どちらの力も距離の2乗に反比例するので比の値は距離に依存しない。数値を代入する際は桁さえ求められればよいことから、指数部のみの計算だけを行って省力化したい。
問3 与えられた量子条件と電子の軌道半径の式から、運動エネルギーと静電気力による位置エネルギーを地道に計算すれば解答が得られる。
問4 振動数条件と、光子のエネルギーがhνと表されることから解答が得られる。放出される光子が1個であることはボーアの仮説である。

◆解答

 

【化学】

◆全体外観

大問数は5題、設問数は18、マーク数は33。出題形式は、昨年とほぼ同じであった。ただし、昨年や試行調査で見られた方眼紙を用いて解答を導く問題は姿を消した。難易度は、昨年並みであり、グラフや表などから必要なデータを読み取って解答を導く必要がある思考型の問題が多く出題されていた。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 +4
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較
※昨年は得点調整が行われたため、得点調整前の難易との比較

昨年と比べ、大問数、設問数は変化なく、マーク数は4つ増加して33であった。昨年度と同様に、小問集合形式の設問や、数値を直接入力する問題が出題され、第5問では「アルケンのオゾン分解」に関して、熱化学および反応速度と絡めたテーマ問題が出題された。第1問問3、問5b、第2問問3、第3問問2、第4問問4、第5問問2などは、じっくりと問題文を読みその場で考える必要があり、解くのに時間を要する問題であった。解いたことのある問題しか解けない状態だと高得点を得るのは難しく、問題文(リード文、グラフ、表、図など)から必要な情報を読み取って解答を導く必要がある思考型の設問が多かった。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 物質の構造・状態 5 6 20
第2問 物質の変化と平衡 4 6 20
第3問 無機物質 3 5 20
第4問 有機化合物、高分子化合物 4 7 20
第5問 熱化学、反応速度、有機化合物 2 9 20
2021 第1日程 第1問 物質の構造・状態 4 6 20
第2問 物質の変化と平衡 3 5 20
第3問 無機物質 3 6 20
第4問 有機化合物、高分子化合物 5 6 20
第5問 化学平衡、天然高分子化合物 3 6 20
2021 第2日程 第1問 物質の構造・状態 4 5 20
第2問 物質の変化と平衡 3 7 20
第3問 無機物質 4 5 20
第4問 有機化合物、高分子化合物 5 8 20
第5問 物質の変化、有機化合物 2 7 20
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 物質の構造・状態 6 6 24
第2問 物質の変化と平衡 5 7 24
第3問 無機物質 5 8 23
第4問 有機化合物 5 6 19
第5問 高分子化合物 2 3 6
1問選択 第6問 合成高分子化合物 2 2 4
第7問 天然高分子化合物 2 2 4
2019 第1問 物質の構造・状態 6 7 24
第2問 物質の変化と平衡 5 6 24
第3問 無機物質 5 6 23
第4問 有機化合物 5 6 19
第5問 高分子化合物 2 2 5
1問選択 第6問 合成高分子化合物 2 2 5
第7問 天然高分子化合物 2 2 5
2018 第1問 物質の構造・状態 6 6 24
第2問 物質の変化と平衡 5 6 24
第3問 無機物質 5 6 23
第4問 有機化合物 5 6 19
第5問 高分子化合物 2 2 5
1問選択 第6問 合成高分子化合物 2 2 5
第7問 天然高分子化合物 2 2 5

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
57.59 54.79 54.7 60.6 51.9 54.5 62.5

 

◆設問別分析

第1問
問1 原子の電子配置に関する問題であった。原子の電子配置に関する基本的な知識を基に解答できる。
問2 化合物中の窒素含有率が最も高いものを選ぶ問題であった。各化合物のモル質量が与えられているため、化学式中の窒素原子の数をもとに窒素含有率の概数を求めれば、それほど時間をかけずに解答できる。
問3 気体の法則に関する問題であった。混合気体では「モル比=分圧比」が成り立つことに注意して、気体の状態方程式から、混合気体の密度とAの分圧の関係を導く必要があり、難しかった。
問4 非晶質に関する正誤問題であった。決して難易度は高くないが、非晶質に関しては盲点になっていた受験生が多かったのではないだろうか。
問5 気体の溶解度に関する問題であった。aは、水の量が20Lであることに注意して解答する必要がある。bは、遊離した窒素の標準状態の体積を求めるので、物質量が分かれば気体定数を用いずに22.4L/molを用いて解答できる。


第2問
問1 化学反応や状態変化における熱量の出入りに関する問題であった。燃焼熱、中和熱、溶解熱、凝固熱のうち、物質によって発熱の場合も吸熱の場合もあるものはどれであるかを問う設問である。
問2 水溶液の水素イオン濃度に関する問題であった。得られた溶液は酢酸の水溶液であり、酢酸のモル濃度に注意して、1-α≒1(α:電離度)を利用した近似式を用いて計算すれば、すぐに解答できる。
問3 化学平衡の法則に関する問題であった。正反応と逆反応の速度定数から、式(1)の反応の平衡定数を求めることができたかがポイントであった。
問4 エネルギー源としての水素に関する問題であった。aは、標準状態における水素の体積をもとに物質量を計算するので、第1問問5bと同様に、22.4L/molを用いることで解答できる。bは、リン酸型燃料電池において、正極と負極で起こる反応が分かれば解答できる。cは、bと同様に正極または負極で起こる反応の反応式を基に解答できる。 


第3問
問1 カリウムミョウバンと塩化ナトリウムに関する問題であった。各水溶液中に含まれるイオンの基本的な性質を基に解答できる。
問2 金属Mの酸化物の組成式を求める問題であった。図1のデータから酸化物中のM原子とO原子の物質量比を正しく読み取れたかがポイントであった。
問3 アンモニアソーダ法に関する問題であった。aは、二酸化炭素、炭酸ナトリウム、塩化アンモニウムの水溶液の液性を問う基本的な問題であった。bは、アンモニアソーダ法による炭酸ナトリウムの製造の流れを正しく理解できていれば無理なく解答できる。cは、アンモニアソーダ法の全体の反応式を覚えていたかがポイントであった。


第4問
問1 ハロゲン原子を含む有機化合物に関する問題であった。これまでの知識に頼らず、その場でよく考えれば解答できたのではないだろうか。
問2 フェノールのニトロ化に関する問題であった。フェノールはオルト位とパラ位の置換反応を受けやすいことを基に、考えられる異性体を数えればよい。
問3 高分子化合物に関する正誤問題であった。天然高分子化合物および合成高分子化合物に関する基本的な知識を基に解答できる。
問4 ジカルボン酸の還元に関する問題であった。aは、ジカルボン酸→ヒドロキシ酸→2価アルコールの順に変化していくことが分かれば解答できる。bは、銀鏡反応を示さず、また、炭酸水素ナトリウム水溶液とも反応しないことから選択肢を絞り、元素分析値を基に組成式を求めれば解答できる。cは、各ジカルボン酸に含まれる2つのカルボキシ基が、互いに区別できるかどうかに注意して数える必要がある。

 
第5問
問1 脂肪族不飽和炭化水素に関する正誤問題であった。分子の構造および一般式に関する基本的な問題であった。
問2 アルケンのオゾンによる酸化反応に関する問題であった。aは、アルデヒドBがヨードホルム反応を示さず、ケトンCがヨードホルム反応を示したことから、ともに炭素数3の化合物であることに気づけたかがポイントであった。bは、式(3)から「三酸化硫黄の生成熱-二酸化硫黄の生成熱」が「99」であることに気づければすばやく計算できたのではないだろうか。cは、1.0秒から6.0秒の5.0秒間におけるアルケンAの減少量(mol/L)をグラフから読み取ることで解答できる。dは、反応速度式におけるabの値(反応次数)を表2から読み取る必要がある。bの値はすぐに決まるが、aの値を読み取れたかがポイントであった。 

◆解答

 

【生物】

◆全体外観

文章量が多く、データが文章で示される出題、および選択肢の数が増加し、やや難化。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 +1
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

昨年と同様に、大問数は6題である。分量は28ページで昨年の31ページよりも減少した。設問数は26問(マーク数28)であり、昨年の26問(マーク数27)よりマーク数が1つ増加した。昨年と同様、実験考察問題が主体であるが、図・表の数が減り、文章でデータを示す問題が増え、会話形式のディスカッションの内容を読み取る問題も増加した。そのため、処理にかなり時間がかかったと思われる。また、選択肢の数が増加したため、全体としてやや難化した。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 霊長類の系統、ヒトの進化 3 3 12
第2問 植物と病原菌の相互作用、遺伝子導入 6 6 22
第3問 脊椎動物の肢芽の分化 5 5 19
第4問 アリの道標フェロモン 3 4 12
第5問 植物と動物の環境応答植物の生殖、ショウジョウバエの視覚と行動 4 5 16
第6問 イネの種子発芽、花粉形成、低温適応 5 5 19
2021 第1日程 第1問 生命現象と物質・進化と系統 4 4 14
第2問 生態と環境(外来生物と個体群) 4 4 15
第3問 生態と環境(生産構造図) 3 3 12
第4問 生物の環境応答(学習) 3 4 13
第5問 生殖と発生・生物の環境応答(植物) 7 7 27
第6問 生殖と発生(動物) 5 5 19
2021 第2日程 第1問 抗体の構造、植物の雑種形成 7 7 25
第2問 光-光合成曲線、発芽の調節 6 6 22
第3問 サンゴ礁における魚類の物質収支 3 4 14
第4問 尿生成のしくみと分子 4 4 15
第5問 ホメオティック遺伝子 3 3 12
第6問 刺激の受容と応答 3 3 12
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 生命現象と物質 5 5 18
第2問 生殖と発生 5 5 18
第3問 生物の環境応答 6 6 18
第4問 生態と環境 5 8 18
第5問 生物の進化と系統 6 6 18
1問 選択 第6問 生命現象と物質、および生物の環境応答 3 3 10
第7問 生物の進化 3 4 10
2019 第1問 生命現象と物質 5 6 18
第2問 生殖と発生 5 5 18
第3問 生物の環境応答 4 5 18
第4問 生態と環境 3 5 18
第5問 生物の進化と系統 6 8 18
1問選択 第6問 DNAの複製と遺伝情報の転写・発現 3 3 10
第7問 生物の種間関係 3 3 10
2018 第1問 生命現象と物質 6 6 18
第2問 生殖と発生 4 6 18
第3問 生物の環境応答 5 7 18
第4問 生態と環境 5 6 18
第5問 生物の進化と系統 6 6 18
1問選択 第6問 遺伝子組換え実験 3 3 10
第7問 生物の生態と進化 3 3 10

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
72.64 57.56 62.9 61.4 69.0 63.6 55.0

 

 

◆設問別分析

【第1問】霊長類の系統、ヒトの進化
霊長類のアミノ酸配列の違いを題材にした、ヒトの進化、分子系統樹に関する総合問題である。問1は、教科書レベルの知識問題であるが、受験生があまり勉強しない分野であり、得点差がつくだろう。問2は、表1を見ればすぐに解け、易しい。問3は、分子時計に基づく計算方法、および、タンパク質の重要度と進化速度の関係の両方を理解していないと解けず、得点差がつくだろう。

【第2問】植物と病原菌の相互作用、遺伝子導入
Aは植物と病原菌を題材に、個体群の相互作用や生存戦略に関する実験考察問題である。問1は、問題文の内容と図1の健全区のデータから求めることに気づかないと解けず、得点差がつくだろう。問2は難しくはないが、選択肢の分量が多く、理解に時間がかかる。Bは、アグロバクテリウムを用いた遺伝子導入に関する知識問題、実験考察問題である。問3~5の知識問題は、問題集などで練習していれば難なく解ける。問6は、トランスジェニック植物がヘテロ接合体であることに気づけば、容易に計算できるだろう。

第3問】脊椎動物の肢芽の分化
肢芽の発生を題材にした実験考察問題である。データがすべて文章で表されるという目新しい出題形式であり、実験内容を自力で整理しなければならず、全体に時間がかかる。問1は、教科書レベルの基礎知識であり、易しい。問2、3は、実験1~3の読み込み、会話文の読み込みに時間がかかり、得点差がつくだろう。問4は、生物基礎レベルの問題であり、易しい。問5は、これまでの内容と矛盾のない文章を選ばなくてはならず、得点差がつくだろう。

【第4問】アリの道標フェロモン   
アリの行列と、道標フェロモンを題材にした実験考察問題である。データがわかりやすく、他の大問に比べて易しめである。問1は、易しめの実験考察問題であるが、選択肢と照らし合わせに時間がかかるだろう。問2は、データがはっきりしていて難なくとけるだろう。問3は、フェロモンの定義を知っていれば簡単に解ける。

【第5問】植物の生殖、ショウジョウバエの視覚と行動
植物の生殖とショウジョウバエの視覚と行動を扱った総合問題である。1問1答式であるので、取り組みやすい。問1は、易しめの知識問題である。問2は、連鎖と組換えが理解できていれば簡単に解けるであろう。また、設問自体が実験計画であるので、理解に時間がかかり難しい。問4は、実験結果とリード文のデータを読み込まねばならず、ⓕの記述の考察に時間がかかり、難しいだろう。

【第6問】イネの種子発芽、花粉形成、低温適応
イネを題材に、種子発芽、花粉形成、低温適応に関する総合問題。1問1答式であるので、取り組みやすい。問1は、誤っている選択肢がわかりやすく、易しい。問2は、縦軸が「受精しなかった割合」であることを見落とさなければ易しいだろう。問3は、気温よりも水温は変化が少ないことにたどり着ければ解けるだろう。問4は、実験1の内容と矛盾のない語句を選べばよく、それほど難しくはない。問5の実験計画は、実験2の内容を読み込み、さらに選択肢の内容を理解するのに時間がかかり難しい。

◆解答

 

【地学】

◆全体外観

大問数は変化なし。設問数とマーク数はそれぞれ1増加。「20世紀初頭における地学的な発見」に関する問題が出題された。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加 +1
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 +1
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

出題分野は昨年と変わらない。大問数は5問で変化なし。設問数・マーク数は30で1問増。地質図学の出題はなかった。
計算問題は空気塊の凝結高度、海面水位に関するアイソスタシー、天体の絶対等級の3問。いずれも基礎的。問題のページ数もこれまでと大差なかった。
各分野について基礎的な知識を問う設問が多く、難易度は昨年度と変化なし。

教科書の基本事項を丹念に学習することと標準レベルの問題を多く演習することに加えて、分野総合的な学習が求められる出題である。
第1問は地学の各分野の歴史における重要な発見を題材にした問題5問。いずれも基礎的内容で問題相互のつながりはない。
第2問は地球の構造、地磁気、火山の小問6問。基礎的。
第3問は変成岩、酸素同位体比、日本列島の地質の6問。いずれも標準的問題である。
第4問は気象分野で小問6問。大気の安定・不安定と雲の生成は標準的問題。海洋の構造はやや難。
第5問は天文分野7問。太陽と天体の動きと時刻、惑星の視運動、恒星の進化、いずれも標準的問題だが、Ia型超新星が題材にされるのは初めてである。
 

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 20世紀初頭における地学的な発見 5 5 17
第2問 固体地球 6 6 20
第3問 岩石と地層 6 6 20
第4問 大気と海洋 6 6 20
第5問 宇宙 7 7 23
2021 第1日程 第1問 水と地球 5 5 18
第2問 固体地球 5 5 18
第3問 岩石と地層 6 6 21
第4問 大気と海洋 7 7 23
第5問 宇宙 6 6 20
2021 第2日程 第1問 時間・空間スケール 5 5 17
第2問 固体地球 5 5 17
第3問 岩石と地層 7 7 23
第4問 大気と海洋 6 6 20
第5問 宇宙 7 7 23
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 地球 8 8 27
第2問 岩石と地質 5 5 17
第3問 大気と海洋 8 8 27
第4問 恒星と星団 5 5 17
1問 選択 第5問 地球の活動と歴史 4 4 12
第6問 宇宙 4 4 12
2019 第1問 地球 5 5 17
第2問 地質と岩石 8 8 27
第3問 大気と海洋 5 5 17
第4問 宇宙 8 8 27
1問選択 第5問 地球 4 4 12
第6問 水の循環と海洋 4 4 12
2018 第1問 地球 8 8 27
第2問 岩石・鉱物と地質 5 5 17
第3問 大気と海洋 8 8 27
第4問 宇宙 5 5 17
1問選択 第5問 地質と岩石 4 4 12
第6問 宇宙 4 4 12

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
46.65 39.51 46.3 48.6 53.8 38.6 40.9

 

◆設問別分析

【第1問】20世紀初頭における地学的発見
問1 大気圏の層構造の基礎的知識を確認する出題。
問2 恒星についての基礎的問題。易。
問3 モホロビチッチのモデルと走時曲線の関係の標準問題。
問4 放射性同位体の半減期について基礎的問題。
問5 玄武岩質マグマの結晶分化作用についての知識を問う標準的出題。


【第2問】固体地球
Aは地球の構造。
問1 アイソスタシーと重力異常の関係について知識を問う。
問2 地球内部を伝わる地震波の径路についての知識。

Bは地磁気。
問3 地磁気の要素と地磁気の逆転の関係。図を描いて確かめられるかが鍵。
問4 地磁気の逆転による地層・岩石の対比についての知識。

Cは火山。
問5・問6 火山の形とマグマの性質、噴火の特徴についての基礎的知識。


【第3問】岩石と地層
Aは変成岩。
問1 変成岩の組織と岩石名の標準的問題。
問2 プレートの沈み込み境界における変成作用と日本列島の変成帯の標準的問題。

Bは酸素同位体比。
問3 示準化石についての基礎的知識。
問4 酸素同位体比の変動と気候の関係の基礎的出題。
問5 気候変動の周期についての基礎的知識。

Cは日本列島の地質。
問6 付加体の新旧関係についての基礎的知識を問う。


【第4問】大気と海洋
Aは大気の安定・不安定。
問1 空気塊の凝結高度を求める基礎的計算。
問2 大気の安定・不安定の基本知識の確認。
問3 雲の形成についての知識を確認する出題。基礎的。

Bは海洋の構造。
問4 海水の密度・水温についての総合的理解を問う出題。
問5 アイソスタシーの基礎的計算問題。
問6  図を描いて考えることができるかどうかがポイント。


【第5問】宇宙
Aは太陽や天体の動きと時刻。
問1 天体の見かけの動きと時刻に関する正確な知識が問われる。

Bは惑星の視運動。
問2 最大離角の意味を理解しているかを問う基礎的出題。
問3 火星が逆行するときの位置関係の知識を問う問題。

Cは銀河と恒星。
問4 銀河の分類と構造についての知識問題。
問5 問題文の情報から判断する力が問われている。
問6 白色矮星についての基礎的知識。
問7 天体の光度と等級についての基礎的計算問題。

◆解答

 

2022年 1月 17日 ☆☆☆【数学】大学入学共通テスト 解答速報☆☆☆

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【数学ⅠA】

◆全体外観

会話文で考察やヒントを与える中問が昨年の1題から2題に増えた。全体で4ページ減ったが、三角比の表を用いて角の大きさを評価したり、グラフ表示ソフトでのグラフの動向など、共通テスト仕様の出題が増えたこともあり、時間的な余裕はなかったであろう。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

必答問題が2題と、選択問題3題から2題の選択、合計4題を解答する形は、昨年の共通テストと同様であった。

第1問〔1〕は数と式の問題であり、基本対称式の計算問題が出題された。〔2〕は図形と計量の問題。三角比の表を用いて角の大きさを評価する文章題で、誤った情報を正しい情報へと導く問題である。〔3〕は図形と計量の問題で、頻出問題である。第2問〔1〕は2次関数、集合と命題の問題であり、2つの2次方程式、2つの2次関数のグラフに関する問題である。基本計算から必要十分条件まで、様々な問われ方がなされている。〔2〕は教育機関に関するデータの分析の問題であり、例年通りヒストグラムや箱ひげ図、散布図などを読み取って解答する。
第3問の「場合の数と確率」はプレゼントの交換に関する考察で、完全順列(攪乱順列)を題材とした問題である。手順や構想などを提示したうえで考察しているものの、共通テストからの新傾向とまでいえる出題形式ではない。第4問の「整数の性質」は特殊解を発見しにくい1次不定方程式の整数解を、係数の剰余などに着目して決定する問題である。また、第5問の「図形の性質」は平面図形の線分比、円の性質などに関する問題である。
 

年度 大問 出題分野 配点
2022 第1問 [1] 数と式 30
[2] 図形と計量
[3] 図形と計量
第2問 [1] 2次関数、集合と命題 30
[2] データの分析
2問 選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20
2021 第1日程 第1問 [1] 数と式 30
[2] 図形と計量
第2問 [1] 2次関数 30
[2] データの分析
2問選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20
2021 第2日程 第1問 [1] 数と式 30
[2] 図形と計量
第2問 [1] 2次関数 30
[2] データの分析
2問選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 配点
2020 第1問 [1] 2次不等式 30
[2] 集合と命題
[3] 2次関数
第2問 [1] 図形と計量 30
[2] データの分析
2問選択 第3問 [1] 場合の数と確率 20
[2] 場合の数と確率
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20
2019 第1問 [1] 数と式 30
[2] 集合と命題
[3] 2次関数
第2問 [1] 図形と計量 30
[2] データの分析
2問選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20
2018 第1問 [1] 数と式 30
[2] 集合と命題
[3] 2次関数
第2問 [1] 図形と計量 30
[2] データの分析
2問選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
57.68 51.88 59.7 61.9 61.1 55.3 61.3

 

◆設問別分析

【第1問】 数と式・図形と計量
〔1〕(数と式)
対称式の計算問題であり、式の対称性を使ってうまく計算していけばよい。基本的な問題である。

〔2〕(図形と計量)
太郎さんと花子さんがキャンプ場で見上げた山についての仰角がテーマの問題で、水平方向と鉛直方向の縮尺の違いを修正して、正しい仰角の情報を求める。三角比の表を利用する問題。

〔3〕(図形と計量)
外接円の半径が与えられた三角形についての問題であり、正弦定理を利用する。(1)は具体的な2辺の長さに関する情報が与えられ、長さなどを計算する。(2)は2辺の長さの関係のみが与えられた問題であり、(1)の計算がヒントになっている。

【第2問】 2次関数・集合と命題・データの分析
〔1〕(2次関数、集合と命題)
2つの2次方程式の実数解の個数を調べる問題。花子さんと太郎さんの会話文に、解くヒントがある。次に2つの2次関数のグラフの動きを調べる問題になり、文字定数を変化させた場合の動きを捉える。さらに2つの2次不等式の実数解の集合に関して、その包含関係などを調べる問題が出題されており、必要・十分の概念が正しく習得されているか否かが問われた。

〔2〕(データの分析)
教育機関の数、その教員の数、そして学習者の数に関するデータを利用したデータの分析の問題である。例年通り、ヒストグラムを読み取り正しい選択肢を選ぶ問題や、箱ひげ図から正しい散布図を選ぶ問題などが出題された。また、相関係数を計算する問題も出題された。標準的な内容であった。

【第3問】 場合の数と確率 (選択問題)
各々が持ち寄ったプレゼントを交換するときの、条件を満たす配り方の総数を調べる、ある事象の起こる確率を求める問題である。完全順列(攪乱順列)と呼ばれる順列に関する考察である。類題の経験が他の設問以上に有利に働いたことと思われる。

【第4問】 整数の性質 (選択問題)
1次不定方程式の整数解に関する問題である。係数の値が大きく、1つの解の発見が難しい。誘導に従って進めていけば解き進められるが、その意図が掴めない受験生もいたであろう。

【第5問】 図形の性質 (選択問題)
三角形や円を題材とした、平面図形に関する問題である。基本的な問題練習だけでは対応が難しい小問が多い。正誤判定やコンピュータによる図形の移動など、共通テストにおける新傾向の出題形式は見られなかった。

◆解答

 

【数学ⅡB】

◆全体外観

解き進めるためのヒントの会話文が3つの大問で挿入されている点、1つの問題を複数の方法で考察する問題などが目新しい。大問構成は昨年と同様であるが、ページ数は21年度の14~16ページから19~21ページ(問題の選択による)と大幅に増加。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

第1問〔1〕が図形と方程式からの出題で、円と直線の共有点に関する考察を行い、円の接線を2つの方法で求める問題である。1つの問題に対して複数の方法で考察する問題は、共通テストの新傾向の出題形式である。また、〔2〕は指数関数・対数関数からの出題であり、対数の性質に関する考察である。基本的な例を出発点に段階的に設問の難易度が上がる。第2問は微分法と積分法からの出題であり、関数の増減や大小、2つのグラフで囲まれる図形の面積に関する問題である。条件を満たすグラフの概形を選択肢から選ぶ問題が出題されている。計算量は例年並みである。第3問は確率分布と統計的な推測からの出題。2つの地区で収穫されたジャガイモで重さが一定以上のものがどの程度含まれているかを、確率密度関数を用いて見積もり解き進める。第4問は数列からの出題で、歩行者と自転車がある規則に基づき移動する距離に関して、漸化式を利用して考える問題である。目新しい設定に戸惑った受験生も多いであろう。第5問は平面ベクトルからの出題で、円と直線に関する標準的な内容の問題である。

年度 大問 出題分野 配点
2022 第1問 [1] 図形と方程式 30
[2] 指数関数・対数関数
第2問 [1] 微分法と積分法 30
[2] 微分法と積分法
2問 選択 第3問 確率分布と統計的な推測 20
第4問 数列 20
第5問 ベクトル 20
2021 第1日程 第1問 [1] 三角関数 30
[2] 指数関数・対数関数
第2問 微分法と積分法 30
2問 選択 第3問 確率分布と統計的な推測 20
第4問 数列 20
第5問 ベクトル 20
2021 第2日程 第1問 [1] 指数関数・対数関数 30
[2] 三角関数
第2問 [1] 微分法と積分法 30
[2] 微分法と積分法
2問 選択 第3問 確率分布と統計的な推測 20
第4問 [1] 数列 20
[2] 数列
第5問 ベクトル 20
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 配点
2020 第1問 [1] 三角関数 30
[2] 指数関数・対数関数
第2問 微分法と積分法 30
2問 選択 第3問 数列 20
第4問 ベクトル 20
第5問 確率分布と統計的な推測 20
2019 第1問 [1] 三角関数 30
[2] 指数関数・対数関数
第2問 微分法と積分法 30
2問 選択 第3問 数列 20
第4問 ベクトル 20
第5問 確率分布と統計的な推測 20
2018 第1問 [1] 三角関数 30
[2] 指数関数・対数関数
第2問 [1] 微分法と積分法 30
[2] 微分法と積分法
2問 選択 第3問 数列 20
第4問 ベクトル 20
第5問 確率分布と統計的な推測 20

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
59.93 49.03 53.21 51.07 52.07 47.92 39.31

 

◆設問別分析

【第1問】図形と方程式、指数関数・対数関数
〔1〕(図形と方程式)
円の接線の方程式を、方程式の利用と幾何的な考察の2つの方法で求める問題である。複数の解法を検討する問題は、共通テストからの新傾向の出題形式である。計算量は少なく、比較的平易である。

〔2〕(指数関数・対数関数)
対数の性質、および対数の不等式に関する問題である。基本的な例を出発点に段階的に設問の難易度が上がるため、中盤までの問題は比較的取り組みやすいであろう。

【第2問】微分法・積分法
3次関数の増減、および2つの3次関数のグラフで囲まれた図形の面積に関する考察である。条件を満たすグラフの選択に関する問題が出題されている。グラフどうしの位置関係がやや読み取りづらいが、計算量は例年並みである。

【第3問】確率分布と統計的な推測(選択問題)
2つの地区で収穫されたジャガイモの重さが一定以上のものがどの程度含まれているかを、確率密度関数を用いて見積もり解き進める。確率密度関数の形が与えられており、それを決定してから利用することで平均などを計算する。

【第4問】数列(選択問題)
歩行者と自転車が、ある規則に基づき移動する距離に関して、数列の漸化式を利用して考える問題である。規則はシンプルであるが、グラフが提示されていたりと、目新しい設定に戸惑った受験生も多いであろう。漸化式を立てることができれば、難しい問題ではない。

【第5問】ベクトル(選択問題)
平面ベクトルからの出題で、円と直線に関する内容になっている。点の存在範囲に関する内容も出題されている。標準的な内容であり、計算量もそれほど多くないので、取り組みやすいであろう。

◆解答

2022年 1月 17日 ☆☆☆【理系基礎】大学入学共通テスト 解答速報☆☆☆

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【物理基礎】

◆全体外観

大問3題構成で昨年からの変化なし。設問数とマーク数はともに減少した。第3問において、対話文形式の総合問題が出題された。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 -3 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 -2 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

大問3題の構成で出題された。全体としては文字式を答える問題、数値計算をさせる問題、物理量の大小関係を問う問題等、様々な形式の問題が出題された。形式としては、組合せ選択肢の問題が多かった。また、第3問において、複数の単元からの総合問題が対話文形式で出題された。
第1問は小問集合であり、力、波動からのみの出題で、その他の単元からの出題はなかった。問題は運動状態や現象の把握に関する出題が多く見られた。
第2問はA、Bからなる構成であり、電気回路全般についての知識を問う問題であった。Aは定性的な理解を問う物理量の大小関係を選択する問題であり、Bは定量的な理解を問う数値計算を含む問題であった。
第3問は異なる材質で作られたスプーンを比較し、さまざまな物理的性質の違いを考察する問題であった。昨年と同様にA、Bの分割はなかったが、今回は対話文形式であり、かつ複数の単元からの総合問題としての出題であった。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 小問集合 4 4 16
第2問 電気 4 5 16
第3問 熱、力学、電気 3 8 18
2021 第1日程 第1問 小問集合 4 6 16
第2問 波動、電気 5 6 18
第3問 力学 5 7 16
2021 第2日程 第1問 小問集合 4 4 16
第2問 波動、電気 5 7 19
第3問 力学 4 4 15
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 小問集合 5 5 20
第2問 波動、電気 4 4 15
第3問 力学 4 4 15
2019 第1問 小問集合 5 5 20
第2問 波動、電気 4 4 15
第3問 力学 4 5 15
2018 第1問 小問集合 5 5 20
第2問 波動、電気 4 4 15
第3問 力学 4 4 15

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
37.55 33.29 30.6 31.3 29.7 34.4 31.5

◆設問別分析

【第1問】小問集合
第1問は、昨年と同様に物理基礎のさまざまなテーマを扱った小問集合であった。今年は、数値計算、グラフの読み取り、グラフ選択など様々な形式で出題された。
問1は、相対運動の問題である。進行方向が異なるため、電車Aと電車Bの速さを足し合わせれば良い。時間に関しては進んだ距離が2台の電車の長さの和ではなく、電車Bの長さだけ進めば良いことを読み取れたかがポイント。
問2は、運動方程式の問題である。重力よりも大きな力を加えた場合、一定の加速度が生じ、力の向きに速さが増加することを考えれば良い。落ち着いて速度と時間の関係のグラフを描くとわかりやすい。
問3は、力学的エネルギーに関する問題である。位置エネルギーが高さに比例すること、力学的エネルギー保存則が成立することから、運動エネルギーと位置エネルギーの和が一定になることを考慮すれば良い。
問4は、縦波に関する問題である。エについては、縦波を横波のような変位と位置のグラフに変換し考察すれば良い。

【第2問】電気
Aは、直列つなぎと並列つなぎの発熱量の違いについて考察する問題であった。
問1は、直列つなぎでは同じ電流が流れるので、発熱量の大きな電熱線Aの抵抗値が大きい。また、電流が等しいので抵抗値が大きいほど電圧も大きくなることに注意が必要。
問2は、並列つなぎでは同じ電圧がかかるので、発熱量の小さな電熱線Dの抵抗値が大きい。また、電圧が等しいので抵抗値が小さいほど電流は大きくなる。
Bは、消費電力を計算する問題であった。
問3は、直列つなぎ、並列つなぎに関係なく、合計の電力は全ての和で表せる。
問4は、電力量を計算する問題。桁数が表記されているため、時間に関して読み飛ばしていても気づける問であった。

【第3問】力学、熱力学、電気
異なる材質で作られたスプーンを比較し,さまざまな物理的性質の違いを考察する問題であった。昨年と同様にA、Bの分割はなかったが、今回は対話文形式であり、かつ複数の単元からの総合問題としての出題であった。
問1は、熱力学からの出題。熱量に対しての理解がしっかりと定着していれば計算をしなくても解答出来る問題であった。
問2は、力学からの出題。重力と浮力による基本的な知識を問うだけの基本問題であった。
問3は、電磁気からの出題。グラフから値を読み取り、オームの法則に当てはめる問題と抵抗の基本公式を変形し、抵抗率を求めるという基本問題であった。

◆解答

 

【化学基礎】

◆全体外観

大問数は2題、設問数は13、マーク数は15。昨年度と同様、第1問は「化学基礎」の全範囲から小問集合の形式で幅広く出題されており、第2問はリード文を読み、グラフや表から必要な情報を読み取って解答を導く必要がある思考型の問題であった。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加 +3
マーク数
減少 -2 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

大問数は2題で、昨年と変化はなかった。設問数は13で、昨年よりも3つ増加した一方、マーク数は15で、昨年よりも2つ減少した。解答に計算が必要な問題は6題であり、昨年と同様であった。第1問は昨年の第1問、および従来のセンター試験と同様の難易度の小問集合形式であった。第2問は「蒸留」をテーマにした思考型の問題が出題された。リード文をよく読み、グラフや表を基に解答を導く必要があり、蒸留の仕組みをきちんと理解していないと難しい問題であった。
 

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 化学結合、原子の構造、貴ガス、同位体、酸と塩基、物質量、酸化還元、イオン化傾向 10 10 30
第2問 テーマ問題「エタノールの性質と蒸留」、状態変化、蒸留、実験操作、質量パーセント濃度 3 5 20
2021 第1日程 第1問 物質の分類、物質量、原子の構造、化学結合、イオン化傾向、酸化還元、燃料電池 8 12 30
第2問 テーマ問題「陽イオン変換樹脂」、塩、水素イオン濃度、中和滴定、実験操作 2 5 20
2021 第2日程 第1問 電子配置、混合物の分離、化学結合、熱運動、酸・塩基、酸化還元、金属、物質量 9 11 30
第2問 テーマ問題「イオン結晶の性質」、イオン半径、溶解度、実験操作、化学反応式の量的関係 2 7 20
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 電子配置、周期表、分子の極性、物質の状態、実験操作、物質量、化学と人間生活 7 8 25
第2問 同位体、水溶液の濃度、中和滴定、pH、化学電池、イオン化傾向 6 7 25
2019 第1問 原子の構造、混合物の分離、原子量・式量、気体の精製、元素・原子の性質、電子式、イオンからなる物質の利用 7 10 25
第2問 物質量、化学反応式の量的関係、塩の液性、中和滴定、実験操作、酸化還元反応 6 6 25
2018 第1問 イオン、化学結合、電子配置、式量、成分元素の検出、物質の三態、化学と人間生活 7 9 25
第2問 物質量、溶液の濃度、水素イオン濃度、中和滴定、酸化還元反応、電池 7 7 25

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
24.65 28.20 31.2 30.4 28.6 26.8 35.3

◆設問別分析

第1問
問1 オキソニウムイオンに関する正誤問題であった。イオンがもつ電子の総数、電子式、配位結合、イオンの形といった基本的な知識を問う設問であった。

問2 貴(希)ガスに関する正誤問題であった。貴(希)ガスに関する基本的な知識を基に解答できる。

問3 臭素の同位体に関する正誤問題であった。選択肢によって記述内容の難易度に差があるが、正解は無理なく選べた受験者が多かったのではないだろうか。

問4 洗剤に関する問題であった。「化学基礎」では洗剤を詳しく学習しないため、戸惑った受験者も多かったと思われる。

問5 ブレンステッド・ローリーの酸と塩基の定義に関する問題であった。水素イオンの移動が捉えられれば解答できる。

問6 酸の電離度および中和反応の量的関係に関する問題であった。質量パーセント濃度をもとに、各水溶液中の酸の物質量を求めて判断する必要がある。電離している酸の物質量の大小関係は、電離度が与えられているため難しくない。中和に必要なNaOH水溶液の体積を考えるときは、酸の電離度は無関係であることが分かるかがポイントであった。

問7 中和滴定に関する計算問題であった。硫酸は2価の酸であることに注意して計算する必要がある。

問8 下線で示された物質が酸化を防止する目的で用いられているものを選ぶ問題であった。普段から、身のまわりで用いられている物質が「どのような目的で使用されているのか」を意識できていないと、難しく感じた受験者も多かったと思われる。

問9 鉄の製造に関する計算問題であった。与えられた化学反応式をもとに、1000kgの鉄鉱石から得られる鉄の物質量を求めることができたかがポイントである。

問10 化学電池に関する問題であった。化学電池は盲点になっていた受験者も多かったのではないだろうか。式(2)をもとに、各電極で起こっている反応を、電子を含むイオン反応式で表すことができたかがポイントであった。

第2問
問1 エタノールに関する正誤問題であった。「化学基礎」の受験者にとって正解となる誤文を判断するのはやや難易度が高いが、残りの3つが正文であることは無理なく判断できたのではないだろうか。

問2 エタノール、水、エタノール水溶液に関する問題であった。図1のグラフにおいて、右上がりの直線の傾きの大小関係が何を表すのかを考える必要があり、思考力を要する問題であった。

問3 蒸留に関する問題であった。蒸留の仕組みが正しく理解できていないと、文章の内容が読み取れず難しく感じた受験者も多かったのではないだろうか。

aは、質量パーセント濃度の定義を正しく理解できていれば無理なく解答できる。

bは、蒸留液中のエタノールの質量パーセント濃度が50%であることから、残留液中のエタノールの質量パーセント濃度を求める必要がある。

cは、原液Aの蒸留液は、エタノールの質量パーセント濃度が50%であり、これをもう一度蒸留するということは原液Eを蒸留するのと同じであることに気づけたかがポイントであった。

◆解答

 

【生物基礎】

◆全体外観

昨年に引き続き、「思考力」を問う問題が多く出題!写真を用いた実験考察問題が出題された!

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 +1
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

大問数は3問、設問数は16問と、初めての実施であった2021年度の共通テストから変化はなかったが、マーク数は17個と昨年より1個増加している。出題形式は空所補充、用語の組合せ、正誤判断が主体ではあるが、図や資料・実験結果を解析する力や仮説を検証する力といった、いわゆる「思考力」を問う問題が、昨年に引き続いて多く出題された。また、昨年度の第1日程では出題されなかった会話文形式の問題が出題された。昨年度と同様、知識を直接的に問う問題の数は非常に少ない。「写真を用いた実験考察問題」など、真新しい問題も出題されている。他に、計算問題も昨年に引き続いて出題された。なお、昨年度の特筆点として、「合理的な推論」を選ぶ問題や分野を跨ぐ問題が出題されたことがあげられるが、今年は出題されなかった。
 例年同様、特定の分野に偏ることなく、幅広い内容が出題されている。出題内容は、第1問が『生物と遺伝子』から生物の特徴・代謝・遺伝情報とDNA、第2問が『生物の体内環境の維持』から体液と物質の輸送・免疫、第3問が『生物の多様性と生態系』からバイオーム・植生と遷移・生態系の成り立ち・生態系内の物質循環・人間活動による生態系への影響である。今年度が2回目の共通テストであるが、昨年度に引き続いて思考力を問う問題が多く出題されており、出題形式がある程度固まってきたと言える。模試などを活用し、共通テスト型の出題形式に慣れていたかどうかで、得点に差がついたであろう。昨年よりも実験考察問題の分量が多く、処理に時間がかかり、昨年度よりやや難化すると予想される。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 6 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 6 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 5 15
2021 第1日程 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 6 18
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 5 16
2021 第2日程 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 6 18
第2問 生物の体内環境の維持 5 6 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 6 16
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 10 18
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 8 16
2019 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 7 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 6 15
第3問 生物の多様性と生態系 5 5 16
2018 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 7 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 15
第3問 生物多様性と生態系 5 5 16
2017 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 7 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 15
第3問 生物多様性と生態系 4 5 16

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
29.17 32.10 31.0 35.6 39.5 27.6 26.7

 

◆設問別分析

【第1問】生物と遺伝子(生物の特徴・代謝・遺伝情報とDNA)
設問数は6問、マーク数は6個でいずれも昨年と変化なし。Aでは、生物の特徴・代謝に関する知識を問う問題のほか、それらの知識をもとにした考察問題が出題された。問1は酵素に関する知識問題であり、きちんとした基礎知識がないと、解答に時間を要する。問2は生物の特徴に関する知識問題であり、平易。問3は生物の特徴・代謝に関する基礎知識をもとにした標準レベルの考察問題であるが、慌てて誤った解答をした受験生もいるだろう。Bでは、DNAの抽出実験をもとに、総合的な考察力を問う問題が出題された。特に問4の「写真を用いた実験考察問題」は、真新しい問題である。会話文をもとに、会話の流れに即した内容を選択する必要があり、解答に時間を要する。問5はDNA濃度と黄色光の強さが比例関係であることを、問題文および図から即座に読み取る必要がある。また、「4mL」のDNA溶液に含まれているDNA量が求められていることを見落とした受験生が多いと思われる。問6は文章を丁寧に読めば十分に解答できる。

【第2問】生物の体内環境の維持(体液と物質の輸送・免疫)
設問数は5問と昨年と変わらないが、マーク数は6個で昨年より1個増加した。Aでは、体液と物質輸送に関する基礎知識をもとにした考察問題の他、酸素解離曲線に関する計算問題が出題された。問1は体液と物質の輸送に関する基礎知識をもとにした考察問題であり、解答に時間がかかる。問2は酸素解離曲線を利用した考察問題と計算問題であるが、問題自体は典型問題であり、同様の問題を数多く解いてきた受験生は、正答できたであろう。Bでは、免疫に関する基礎知識をもとにした実験考察問題が出題された。問3は免疫に関わるそれぞれの白血球の働きをきちんと覚えていれば解答できる。問4は拒絶反応に関する考察問題であるが、平易。問5は予防接種と血清療法の原理をきちんと理解している必要がある。標準レベルの問題であるが、慌てて誤った解答をした受験生もいるだろう。

【第3問】生物の多様性と生態系(バイオーム・植生と遷移・生態系の成り立ち・生態系内の物質循環・人間活動による生態系への影響)
設問数は5問、マーク数は5個でいずれも昨年と変化なし。Aでは、バイオーム・植生に関する基礎知識をもとにした考察問題のほか、生態系の成り立ちに関する知識問題が出題された。問1はバイオームに関する知識問題であり、平易。問2は光環境と光合成に関する基礎知識をもとにした考察問題であり、解答に時間を要する。問3は生態系の成り立ちに関する基礎知識をもとにした考察問題であるが、落ち着いて文章を読み、3種の生物の関係をきちんと読み取ることができれば問題なく解答できる。Bでは、生態系内の物質循環・人間活動による生態系への影響に関する基礎知識をもとにした考察問題が出題された。問4は生態系内の物質(窒素)循環に関する基礎知識をもとにした考察問題であるが、知識を正確に覚えていれば難なく解答できる。問5は人間活動による生態系への影響に関する基礎知識をもとにした考察問題であるが、きちんとした知識がないと解答に時間を要する。

◆解答

 

【地学基礎】

◆全体外観

大問数が1増加。設問数・マーク数に変更はなかった。自然環境と災害に関する問題が出題された。

大問数
減少 | 変化なし | 増加 +1
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化

※増減は昨年第1日程との比較

第1問のAでは、固体地球と断層に関する問題。平易な知識問題である。Bは地層と地史の問題。地層はじっくり考察する必要がある。地史は植物名を知らないと解けない。Cは鉱物・岩石の性質を問う知識問題。
第2問のAは、天気図・高気圧・風向を総合的に問う問題。Bは津波の伝播をグラフから読み取る問題。
第3問のAは、太陽の性質と黒点を問う問題。問2は2015年本試験の類題である。Bは太陽系天体の比較問題。平易である。
第4問は地震や噴火、環境に関する総合問題。考察問題である。
 

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 地球 6 6 20
第2問 大気と海洋 3 3 10
第3問 宇宙 3 3 10
第4問 自然環境と災害 3 3 10
2021 第1日程 第1問 地球 7 7 24
第2問 大気と海洋 4 4 13
第3問 宇宙 4 4 13
2021 第2日程 第1問 地球 8 8 27
第2問 大気と海洋 4 4 13
第3問 宇宙 3 3 10
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 地球 6 6 20
第2問 大気と海洋 3 3 10
第3問 宇宙 3 3 10
第4問 自然災害 3 3 10
2019 第1問 地球 9 9 30
第2問 天気図 3 3 10
第3問 恒星の誕生と宇宙の進化 3 3 10
2018 第1問 地球 8 8 27
第2問 自然現象 4 4 13
第3問 宇宙の起源 3 3 10

 

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
33.52 27.03 29.6 34.1 32.5 33.9 27.0

 

◆設問別分析

第1問 固体地球

問2 逆断層の成因と性質を問う問題。断層の定義がわかった上で図をしっかり見ると解ける。
問2 地球表面の構成を2通りの側面から分類する問題。


問3 層序を問う問題。本文・図・選択肢をしっかり読んで層序を組み立てる必要がある。慌てて解くと難しい。  
問4 古生代から新生代にかけて、植物がシダ植物から裸子植物、そして被子植物へと進化したことを問うている。

C 
問5 問2とセットになる問題。地球深部へ向かうほど密度が大きくなることと、有色鉱物の方が無色鉱物よりも一般的に高密度であることが分かっている必要がある。
問6 深成岩と火山岩の性質、火成岩と鉱物の関係を問う知識問題である。

第2問 大気と海洋

問1 海上の高気圧の性質を問う基本問題である。
問2 中学理科の範囲である。風向が「風が吹いていく」方向ではなく「風が吹いてくる」方向であると分かっていないと解けない。


問3 専門地学では計算式を習う問題である。津波の伝播速度を水深に気をつけてグラフから読み取る。

第3問 宇宙

問1 宇宙の誕生と物質を問う問題である。
問2 太陽の大きさと自転を問うている。図から計算しても解けるが、知識で解いてもよい。

問3 太陽系の諸天体の性質を問う知識問題である。

第4問 自然環境と災害
問1 地震と火山噴火の様子を問う問題である。
問2 ハザードマップ自体が何を意味しているのかを考察させる問題である。
問3 気象災害・環境問題についての総合問題である。

◆解答

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